今回も前回に引き続き、自宅でパソコンを使って録音する方法について、オーディオインターフェースの種類と特徴を説明したく思います。
本来オーディオインターフェースは音声データのPCへの入口的役割を担う機器ですが、より便利に
- キサーと合体してフェーダーがついたもの
- midi端子も使用できるもの
- プリアンプが内蔵されたもの
など色々な種類があります。
ミキサー等をもっていない場合はフェーダーつきのこのタイプがおすすめです。BEHRINGER(ベリンガー)のXENYXX1204USBです。

BEHRINGER / XENYX X1204USB
フェーダー自体はPCの画面上で操作する事も可能ですが、このインターフェースはPCのアウトプットを8chまで独立してアサインでき、さらにフェーダーも手で直感的に動かせる為、素早く音を作り上げる事が出来ます。
また、各チャンネルにゲインツマミもあるため複数のトラックを同時に 録音する事が可能なので、Live録音等、ボーカルやギター、ベース、キーボード等を同時に録音をする時等にとても便利です。
また、ミキサーフェーダーがついていないタイプでMOTU AudioExpress があります。

MOTU / AudioExpress
MOTU AudioExpressにはCueMixというデジタルミキサー機能が内蔵されていて、PC上で簡単に操作できる仕組みになっています。

MOTU Axpressに付属するソフト MOTU CueMix
CueMixはDSPパワーによりPCに付加をかける事無く使用できる点も魅力的です。
また、midi端子もついている為、鍵盤キーボードからの打ち込みや、外部機器をmidiでコントロールする事も出来、これ1台でオーディオ、midi、プリアンプ、デジタルミキサーと4台分の威力を発揮します。
これらの機器は値段も安くコンパクトなのでこれからPC録音を自宅で始めたい方々にはお勧めです。
それぞれコンパクトな分、当たり前の話ですが専門的部分ではやはりプロフェッショナル機器にはとても敵いません。
もうワンランク上のサウンドを目指したい方は、マイクプリアンプ等の専門機器を取り入れ、さらなるサウンド向上を目指して頂きたいです。