発声の中で半音の移動をきっちり出来ていない方が多いようです。
これは半音の感覚をきちんと持っていない事が原因のひとつです。
「ドレミファソラシド」 の音階は何となく歌えるとは思いますが、これにド♯、レ♯など半音も入れると歌いづらいですよね?
今日はそんな半音の音感を身につけるためのワンポイントを書きたいと思います。
半音の感覚が身についていないと、
音程が悪くなってしまう原因
となってしまいます。
半音移動の練習は音程を良くする効果がある
例えば、左上の譜面のような半音移動の楽曲があった時に、半音の感覚がきちんと身についていないと、無意識に右上の譜面のように全音で歌ってしまうケースが多いです。
※赤○部分(ソ♯をソと歌ってしまう)
上の譜面を音源で確認してみましょう。
歌っている本人も間違いに気づかない場合も多いのです。
しかも実際の曲には、Aメロやサビなど、意外と半音移動しているメロディーはたくさんあり、上級者でもそこを正しい音程で歌えていないケースが多いように思います。
半音移動の簡単な発声練習の方法
音程を正しく発声する(音感を身につける)ための練習方法の1つに、以下の2つがあります。
- 半音移動の練習
- 全音移動の練習
実際に、音感トレーニングための発声練習教材を譜面と音源でご紹介したいと思います。
半音移動の練習
全音移動の練習
全音移動 & 半音移動の練習
実際に声に出して音程をとってみるとわかるのですが、
全音の移動はまだしも半音移動の発声は、音程がとりづらく慣れていないと少し難しかったりするもの。
この譜面を交互に連続して練習する事で、発声における音感を鍛えることが出来ます。
気をつけるポイントとしては、自分では半音で歌っているつもりだけど、全音で歌ってしまっているケースが多い
ということです。
そんな場合は、鍵盤の音に合わせながら「ド ド# ド ド# ~♪」などと声を出し、自分が今どこの音を歌っているのか注意深く聴くように努めてください。
歌を録音しながらトレーニングすると効果的
このようにピアノなどの楽器に合わせることも重要ですが、それに加えて自分の歌を録音して聞くことが何より効果的になってきます。
スマートフォンなどで、ピアノやボイスレコーダーの無料アプリがあるので、それを利用するのもお手軽でいいと思います。
ピアノに合わせて歌っている時はなんとなく自分では音程が合っているつもりでも、録音した自分の歌を聞いてみるときちんと出来ていないことも多いものです。
後から確認することで、客観的に自分の音程を見極めることが出来ます。
この練習方法は、音感が身に付く上、正しい音程の取り方も習得できますので、日々の発声練習に是非取り入れて頂きたいです。