≪録音の良いCD≫をご紹介していくコーナーを設けました。
私は仕事柄、ロック・ソウル・ポップス・JAZZなど、ジャンルを問わずさまざまな音楽を聞くのですが、その中でも録音(Recording)・ミックスダウン・マスタリングが素晴らしいと思う、高音質なアルバムをご紹介していきます。
ミュージシャンやレコーディングエンジニアの方は、ミックスダウン時のリファレンスCDとして、オーディオファイルの方はオーディオ機器の試聴用CDとして活用して頂ければ幸いです。
Ole Børud(オーレ・ブールード) 【Shakin’ the ground】
第1回目は、Ole Børud(オーレ・ブールード)というノルウェーのボーカリスト&ギタリストです。
このアルバム【Shakin’ the ground】は2009年にAOR好きの間では超話題になった名盤です。2011年に再発されるまで、プレミアで貴重盤となっていたアルバムです。
影響されたアーティストとして、ペイジス、シーウインド、プリンス、クインシー・ジョーンズ、スティーヴィー・ワンダー、ジョージ・デューク、スティーリー・ダン、ジノ・ヴァネリ、TOTO ・・・
というように、AORのみならずFunk、Jazz、ソウルの要素を絶妙にいいとこどりした,、メロー&グルーヴィーなサウンドです。全曲にわたり、楽曲、アレンジ、演奏、歌、どれをとっても超一級品。
録音も本当に素晴らしく、音もとても太いです。これだけ音圧を稼いでおきながら、決してつぶれていない、むしろバウンドしているミックス・マスタリングは秀逸です。
録音・マスタリングもノルウェーで行っているようで、まさに北欧サウンドおそるべしです。
私もスタジオでのミックスチェック時やオーディオ試聴用のリファレンスCDとして、多いに使わせてもらってます。
このアルバムは2009年の国内盤発売当初、うちの講師もしてもらっている音楽プロデューサー・作曲家・アレンジャーの中野雅仁氏に紹介してもらいました。いつも彼からは素晴らしいアーティストやアルバムをたくさん教えてもらっています。
これからも「良い録音で音のいいCD」をどんどん紹介していこうと思っています。
アルバム試聴
文句のつけようがない素晴らしい演奏と録音を聴いてみて下さい。
全曲を試聴する ⇒ Ole Børud 【Shakin’ the ground】