Stringsのアレンジは慣れていない人にとっては少々難しいものかもしれないですね。
Stringsの重奏の形態は様々なものが考えられますが、カルテット(Quartet)という4パートの編成が基本です。
- Stringsのカルテット(Quartet)とは
- 弦楽四重奏と呼ばれ第1Violin、第2Violin、Violla、Celloの4パートで構成されます。
これにPianoが加わるとピアノ五重奏と呼ばれ、こちらもよく演奏される形態です。
Vocal、Guitar、Bass、Piano、Drums等のバンド演奏に弦楽器が加わる場合は、どの楽器で編成しても自由なのですが、第1Violin、第2Violin、Violla、Celloという4パートの楽器編成が一番多いように感じます。
ポップス等のStringsレコーディングの現場では、6・4・2・2(第一Violin6人、第二Violin4人、Violla2人、Cello2人 )という編成をよく見かけます。
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バンド演奏の中でのStringsの役割とは?
バンドではVocalが主メロを歌い、GuitarとPianoがコード、Bassがルート、Drumsがリズムという役割があります。
これらのバンド演奏の「リズム的、音階的によく動く」楽器に対し、Stringsは全音符、2分音符などの「白玉」で「各楽器の間をつなぐ役割を担う」楽器というイメージでしょうか。
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ポップソングにおけるStringsの大まかなアレンジ方法
- 第1Violinがボーカルメロを邪魔しないような裏メロディーを奏でる
- 第2Violinは第1Violinのオクターブ下を演奏する
- ViollaはViolinメロディーをハモるように演奏する
- Celloはルートを支える
というのが一番作りやすいと思います。
歌もののバンド演奏はあくまでもボーカルが主役なのですが、ボーカルの休符部分はStringsを少し動きをつけるようにすると、メリハリもつき全体のサウンドにより馴染みます。
※これはストリングスアレンジをする上でのあくまでも基本の1つの方法なので全てではありません。Viollaが大きく動きメロを奏でる事もありますし、Celloがルート以外を演奏する事もあります。
Stringsの編曲については、まずはこの基本を習得するのがいいと思います。
以下の記事では、ストリングスアレンジの基本をマスターするために、参考音源を使って具体的にその手法を解説しています。
是非参考にしてみて下さい。