こんにちは向井です。
私は職業柄、初めて会う方によくこう言われます。「プロの歌手の方はカラオケなんて行かないでしょ?」
私は笑いながら「普通に行きますよ~!」と答えます。
今回は歌好きの皆さんに向けて、「カラオケで痩せる!?」「歌うだけでダイエットになる!?」という驚きの内容についてのお話です。
- 歌と消費カロリーの関係
- 歌の持つ隠された秘密
について解説したいと思います。
プロの歌手だってカラオケに行く
当然ですが、プロ歌手は日々喉の調子やスケジュールの状況に細かく気を配りながら、歌のコンディション作りを行っています。ですから、いつでもカラオケに行けるか?と言えば難しいかもしれませんが、、、
実際、私も急に歌いたくなって自ら率先して「カラオケ行こう!」という時だってあります。
面白いもので、時々「歌手魂」の様なものがウヅいて、無性に歌いたくなる時があるんですね。多分、他の歌手の方にもそう言う瞬間があると思います。
歌うことが好きで、歌うことが楽しかったから、歌手になったのです。仕事以外で何もかも忘れ、カラオケを歌いまくる時があります。
皆さんと同じですね。
ストレス発散効果?
現代社会はストレスとの戦いです。ネットが無かった時代に比べ情報量が劇的に多く、その分気にしなければならない事がとても多い、物事が流れるスピードも早い。
結果的に人は大きなストレスを抱えることになります。現代社会おいては、ストレスをいかにスムーズに解消できるか?が、処世術のカナメとなるのです。
そんな昨今ですが、意外にも「歌にはストレスを発散する効果」があるのをご存知でしょうか?
運動量の多いスポーツなども、内に溜まったストレスを発散するのに良いと言われますが、「歌も内から外にパワーを発散する行為」ですので、同じことが言えます。
一人カラオケ。略して「ヒトカラ」が大流行なのも、大好きな歌を誰にも聴かれず邪魔されず歌うことでストレスが発散出来る、ということを本能的に感じているからではないでしょうか?
歌を本気で歌うと本当に疲れますし、お腹も空きます。
「歌」と聞くと一般的には芸術的な側面を注視されがちなので、「歌うのってそんなに疲れるの?」と思われるかもしれませんが。
本気で歌った場合、かなりのカロリーを消費します。
鼻歌レベルだと微妙ですが、、
カラオケDAMで歌い終わった後に、画面下に表示される【消費カロリー】をご存知でしょうか?
カラオケDAM 消費カロリー表示
この表示は某大学の研究室との共同調査を元にアルゴリズムを形成している、と言うことなので、カロリー消費の大体の目安にはなると思われます。
なぜカロリーを消費するのか?
ではどうして歌がパワーを消費するのでしょうか?
秘密は【腹式呼吸】にあります。
腹式呼吸とは簡単に言うと
です。(以下の記事もご参考に)
横隔膜は身体の中心に位置する重要な筋肉組織ですので、そこを頻繁に動かすことで内臓までも刺激され結果的にカロリーの消費を高めます。
加えて、
歌をお腹で支える場合にも、腹横筋や腹斜筋、腹直筋など身体の中心をつかさどる部位を使います。いわゆる「体幹」と呼ばれる胴体部分の筋肉群ですので、横隔膜と一緒に動かすとなかなかの運動量です。
最近の歌は高いエンターテイメント性が求められており、激しく踊りながら歌う曲が多くあります。しっかり歌いながら振り付けも付けた場合、歌うだけに比べて数倍もカロリーを消費することになります。
ストレスを発散しながら、大好きな歌が歌え、さらにダイエットにも効果的とあれば、こんな素晴らしい事は無いのです。
初心にかえる大切さ
仕事でこっぴどく叱られた時、毎日息つく暇もなく忙しい時、何か分からないけどモヤモヤが溜まる時。そんな時は、思いっきり歌って踊って騒いで下さい。
音程なんて気にしなくてもOK。点数なんて気にしなくてもOK。何にも気にしないで自分の思うがままに張り叫んで歌って下さい。
汗ばむくらいのテンションで30分も歌えば、、何故か心のつかえが取れたような、軽くスッキリした感じになります。
歌が上手くなりたいと言う想いで、日々まじめに練習することはとても大切ですが、「ついつい音程やリズム、、等々、、」細かいことを気にしすぎて気持ちが窮屈になっている。
そんな状態になっていませんか?
頭で考えすぎず、想いを発散するつもりでなりふり構わず歌って見て下さい。
当校、ワンズウィルミュージックスクールでは「人の心に伝わる歌」がとても大事であると考えています。
伝わるということは「誰かに伝えたい」「誰かに聴いて欲しい」と言う想いではありますが、ある意味「発散」であり、どうしようもないもどかしさや苦しみを発散する「心の叫び」だったりするのです。
歌は、目に見えない不思議なチカラを秘めたスーパーツール
なのです。音楽の神様に感謝ですね。
この素晴らしいツールを上手く活用して、人生をより良きものに変えて行きましょう。それではまた。