Pro Toolsでレコーディングを行なう際に、ループレコーディングやオーディオリージョンの分割、移動などの操作を行なううちに、オーディオファイル内に使用されてない(メインプレイリスト上に配置されていない)波形データが増えていきます。

場合によっては、あるオーディオファイル全体が使われていないこともあるでしょう。

これらの未使用のオーディオリージョンを削除したり、オーディオファイルそのものをハードディスクから消去する事でハードディスクのスペースを節約できます。

今日はPro Toolsの未使用のオーディオデータをハードディスクから消去する方法をご紹介したく思います。

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リージョンリストで未使用のオーディオリージョンを選択する

まず、リージョンリストから現在使用していないオーディオリージョンを選びます。

これを行なうにはリージョンリスト右上の▼ボタンをクリックしてリージョンリストメニューを表示します。

リージョンリスト右上の▼
リージョンリスト右上の▼ボタンをクリック

選択から未使用を選びます。

【選択】の中の【未使用】を選ぶ
リージョンリストメニュー【選択】の中の【未使用】を選ぶ クリックで拡大

これで下図のように、プレイリスト上に配置されていないリージョンの名前が、リージョンリスト内部で灰色に表示されます。

未使用のリージョンが灰色に変わる。
使用のリージョンが灰色に変わる クリックで拡大

※(ショートカット)コマンド+シフト+Uボタン でも上記と同じ操作になります。

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未使用のリージョンを消去する

リージョンリストメニューからクリアを選び、ダイアグロボックスが表示されたら消去をクリックします。

※(ショートカット)コマンド+シフト+Bボタン でも上記と同じ操作が可能です。

リージョンの削除選択画面
リージョンの削除選択画面

これで、オーディオフォルダからすべてのオーディオデータが消去されます。これらの操作を行なう事で、ハードディスクの要領を大幅に削減できます。

【消去】を適用したデータは、ハードディスクから完全に消去されます。このため、必ず全ての編集作業が完了し、使用しないデータが確定した時点で実行して下さい。 

楽曲数が増えるごとにデータの量も大きく膨れ上がりますので、作業の終わったセッションに行なうと良いでしょう。

【削除】をクリックした場合は、セッションから未使用リージョンが削除されます。ハードディスク上にはオーディオデータが残ります。
ワンズウィル 下田 義浩