こんにちは、中山です。

ワンズウィルミュージックスクールのレッスン内容をご紹介する【レッスン解説】。

本日の生徒さんは、和歌山にお住まいのヤスタカさん。東京にある当校まで、遠方から月に1~2回、レッスンに通い始めてからもう2年が経ちます。

レコーディングレッスンを受ける泰隆さん

ヤスタカさんは過去にもたくさんの有名スクールで、ボイストレーニングや歌唱指導を受けてきた経験があります。

しかし「まずは腹式呼吸」「口は縦に開ける!」「音程を正確に」というように、型にはまった授業がしっくり来なかったそうで、自分に合ったボーカル指導を柔軟に考えてくれるスクールを探していたということです。

ですからワンズウィルではまず、“ヤスタカさんの要望を徹底的に聞く”ことから始めました。

『音程よりもニュアンスや表情、心に響く歌を重視したい』というお考えをお持ちでしたので

『具体的にどう歌えば、良い歌・伝わる歌になるのか?』をテーマ

にレッスンを進めることになりました。

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これまでの「レコーディングレッスン」の内容

実際の【レコーディングレッスン】では

  1. 節回し(しゃくり)のバリエーションの使い分け
  2. 歌の間やタイミングの取り方
  3. ブレス(息継ぎ)の位置やスピード・深さ
  4. 歌の抑揚(強弱)の付け方

など、具体的な歌い方を指導させて頂きました。

歌をレコーディングしては聴くを繰り返し、上手く歌えないところは『何故そうなってしまうのか?その理由』や『克服方法』を丁寧に解説していきました。

その結果ヤスタカさんは

自分の弱点や修正ポイントをしっかり理解出来るようになりました。

この『歌のレベルを正確に知る』ことは、歌の成長にはとても重要なんですね。

その甲斐あって、ここ2年で【歌う力】をメキメキつけて行きました。

課題を克服するための【ボイストレーニング】

更なる歌唱力アップのためには、【レコーディングレッスン】で見えてきた課題を一つ一つクリアして行く必要があります。

以下はヤスタカさんの課題です。

  • 半音移動する音程をもっと正確に歌えた方が良い
  • 特に高音を歌う時に、力んで喉を絞めてしまい、響きのない声になってしまうことがある
  • 歌い終わりがフラついてしまい、語尾に安定感が欠くことがある

これらを克服するためには、『発声法を今一度見直す』必要があります。

そこで【ボイストレーニング】の向井先生にヤスタカさんの歌を聴いてもらい、発声の専門家として、テクニカルな部分から支えてもらうことになりました。

ボイトレを過去にも習った経験のあるヤスタカさんにとって『最も効果的なトレーニング方法は何か?』、私と向井先生で話し合いレッスンメニューを作成しました。

フィジカル(身体の使い方)や声の響かせ方など、発声を歌に反映していく感覚を掴んでもらうことをポイントに、発声エクササイズと歌唱指導を受けて頂くことになりました。

発声テクニックを身につける事で歌い方や表現の幅が広がる

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ここ半年間のレッスン成果

何より歌うことが大好きなヤスタカさん。毎月当校でのレコーディングを楽しみにしてるそうですが、発声練習はついついサボってしまうことがあったそうです(笑)

しかしここ半年間は心を入れ替えて、向井先生が作成した発声トレーニング用CDを使い、自宅で発声練習に打ち込んできました。

その成果は目に見えてあらわれ、

【声質】


明らかに響きと艶が増し、太く存在感のある声になりました。歌をレコーディングしていても語尾が安定し、とても美しいビブラートをかけられるようになりました。

【音程】


ボイストレーニングの授業の中で、実際の曲をレコーディングしながら、音程を1音1音チェックしていくトレーニングを向井先生の指導のもと続けています。
半音移動の音感トレーニングとの相乗効果もあり、正確に音をとれるようになりました。

やはりこれらは、ボイストレーニングで正しい発声法を基礎から見直した効果です。

ヤスタカさんは「ボイトレをやり直したことで、イメージ通りに歌うことが出来るようになった。」とおっしゃってます。

歌の上達を実感できたことで、さらにやる気になっているヤスタカさん。これからも力になれるよう、私と向井先生でしっかりバックアップしていきたいと思います。