「ファドソレラミシ」「シミラレソドファ」。ピアノを習ったことがある人ならばわかる話ですが、譜面の一番最初に記載される ♯(シャープ)記号や♭(フラット)記号の記載される順番です。
- # 記号の順番「ファドソレラミシ」
- ♭ 記号の順番「シミラレソドファ」
この数によって瞬時に【その曲が何調なのか】を知る事ができます。
譜面上の ♯ や ♭ の記載順番は必ずこの順番になります。
これはDTMで作曲するにあたっても意外に必要な部分だったりします。
急にこんな話をされてもなかなか難しいと思いますが、とにかく「ファドソレラミシ」「シミラレソドファ」この順番を呪文のように覚えて下さい。
曲の調を知る方法
では、順番を覚えた所でどうやって何調なのかを分かるか?を説明しますと、
長調(メジャーキー)
- 長調(メジャーキー)の場合
- ♯ は記載されている最後の音の半音(1度)上
- ♭ は最後の音の3音(5度)下
# 記号
譜面の一番最初に記載されるシャープ記号の数を順番に数えてみて、その数が4つだとすると、
♯記号が4つなのでキーは「E」
# 記号「ファドソレラミシ」の「ファ ド ソ レ」で、最後の「レ♯」の半音上の「ミ」の音がルート音になります。つまりキーは「E」ということになります。
♭ 記号
フラットも同様に最後の音の3音(5度)下です。
♭記号5つなのでキーは「D♭」
図の場合は♭が5つなので、「シ ミ ラ レ ソ」で最後の「ソの♭」 から5度下の「レの♭」がキーになります。つまり「D♭」です。
短調(マイナーキー)
上記の説明は長調(メジャー調)の場合の説明ですが、同じ譜面でも
- 短調(マイナー調)の場合
- 長調より3度下が短調(マイナーキー)になります
つまりキーがC(ハ長調)の場合、3度下のAm(イ短調)となります。
(短調の場合で上記の譜面のように ♯ が4つの場合は、Eから3度下のC♯m(マイナー)になります)
では長調と短調はどのように識別するかと言いますと、音楽をなさっている人なら今更わかると思う話ですが、、、単純に曲の雰囲気が「明るい」か「暗い」かで判断します。
ほぼたいていの曲は曲の出だしのコード(転調等がない場合)で決まり、出だしのコードがメジャーコードなら長調、マイナーなら短調となります。
かけ算の九九を暗記するのと同じで 、「ファドソレラミシ」「シミラレソドファ」この順番を呪文のように唱え頭に叩き込んで下さい。
私は「ヘ長調」「ト短調」などとあわせて、音名を「ハニホヘトイロ」で覚えましたので、♭の呪文は「ヘロホイニトハ」、♯の呪文は「トニイホロヘハ」です。
motepapaさま、その呪文も覚え易そうですね(笑)呪文っぽいです
長調(メジャーキー)の場合
♭は最後の音の3音(5度)下
とありますが、
♭は最後の音の完全4度下(または最後の音からみて完全5度の要素のオクターブ下)のほうが語弊がないのではないでしょうか。
気になったのでコメントさせていただきました。
お目汚し失礼いたしました。
ぱろ様
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り「完全4度」の表現が正しいのですが、初心者の方対象にわかりやすく説明する為に3音下という表現で書かせて頂きました。
今後ともよろしくお願いいたします。