歌ものやリード楽器のバックで演奏をする上で、当然ですがバッキングは非常に大切になります。
バッキングとはいわゆる伴奏の事です。
今日はギターやピアノなどのコード楽器に通ずる、初心者のためのバッキングのコツについて簡単に説明したく思います。
聞き上手になる事が大切
誰かと会話をする上で「へぇ〜、そうなんだ!」「凄いね」「それでどうなったの?」などと相づちを打ちますよね?
バッキングに求められる物はまさしくこの相づちなのです。
あなたが楽しそうに大きなリアクションの相づちをいれて話を誘導すれば、話し手のテンションも上がりより一層会話も弾むはずです。
バッキングでは
メインのフレーズとフレーズの間を見極め、コード弾きの中で、合いの手的なフレーズを適切なタイミングで演奏することが求められます。
コードだけをなぞるような消極的な演奏はNG!
メインメロを邪魔しない演奏は必要ですが、”邪魔をしない演奏”というとなにか消極的なイメージに聞こえるかもしれませんが、そういう意味ではありません。
よくありがちなのですが、コードだけを4分音符や2分音符でただなぞるように弾いてしまわないように気をつけましょう。
話し手は聞き手から大げさにでもリアクションが返ってくる事でさらに気分良く話しやすくなるのと同様に
↓
メインのプレーヤーはテンションも更に上がったプレイが出来る。
コードだけをなぞるような消極的な演奏をしないためには?
以前のブログ初心者がアドリブでソロを弾くためのヒントでもご紹介しましたが、『ブルーノートスケール』『ペンタトニックスケール』を指と頭できちんと習得することです。
合いの手的なフレーズとは極端に言うと、アドリブのソロの短いバージョンとでも言い切れます。
大概がコード弾きの中に入れる1拍や2拍の短いフレーズなので
- コード弾きの中で、メインメロの合間にスケール内の音階を上から下がったり、下から上がったりのフレーズを弾く
- さらにそれらのフレーズのリズムを少し変えてみる
これだけで何パターンもの短いフレーズを弾く事ができます。
つまり
1日30分でも良いので是非スケール練習を取り入れてみて下さい!
楽器初心者にはなかなか難しい部分かもしれませんが、このようなイメージで合いの手的フレーズが適切に演奏できるよう、練習に励んで頂きたく思います。