ピアニストが初見ですらすらと演奏する姿を見て感心しますよね?

当たり前の話ですが、そのようになるにはそれなりな反復練習が必要になります。頭が柔らかい子供の頃は吸収も速く覚えも速いのですが、大人になるとそうはいきません。

そこで、反復練習の成果を吸収しやすくなるためのヒントを書きたいと思います。

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シナプスを繋げる

普段から行なっているような慣れている事は、意識や神経をそれほど注がなくても出来てしまいます。これは脳内でシナプスが繋がった状態と言えます。

逆に何か不慣れな事をはじめると、その部分に意識と神経が集中しますが、なかなかうまくはいきません。これはシナプスが繋がっていない状態です。

シナプスとは


ニューロン間の接合部。一つの神経細胞の軸索と、次の神経細胞の樹状突起との間に間隙があり、興奮を伝える部位。(デジタル大辞泉より)

何かを習得するには長時間訓練することは必要ですが、

ゆっくりリラックスした状態で練習するよりも、危機感あふれる現場で練習した方がより早く習得できる

らしいのです。

海外で生活をすると英語が早く喋れるようになるのも同じ原理ですね。なんとかコミュニケーションをとらないと生きていけないという危機感が習得を早めているのだと思います。

つまり早期習得にその緊張感がプラスになっているのです。

緊張したり頭に血が登った状態で反復練習をすると脳内でより早くシナプスが繋がり易くなるそうです。

僕も先輩ミュージシャン達とライブツアー等を回るとリハーサルから常に緊張もしますので、吸収も出来ますしとても勉強になっています。

楽器の技術習得などは人前で演奏する事が何より効果的なのですが、なかなかそうもいきませんので、想像上だけでも《今わたしは多くの人に見られている》くらいの緊張感を持って挑む事が早道になりそうです。

是非トライしてみて下さい!

ワンズウィル 下田 義浩