先日のブログでも触れましたが、最近ワンズウィルではCD制作を請負うにあたり、一般の方のボーカルレコーディングを行う機会が多いんですね。

そこで気になったことがあります。

  • 高音など声を張り上げて歌う時など、無理な力が加わって、喉にかなり負担のかかる声の出し方をしている方が意外と多い。
  • このまま誤った発声方法で歌い続けていると、喉を痛めてしまう可能性が高い。

ということ。

お話しをお伺いすると、 ネットや本などを読んで独学で発声を学んでいたり、過去に数回ボイストレーニングのレッスンを受けたりなどして、発声の知識は持っていらっしゃる方達でした。
ただ、実際には・・・ 誤った解釈をしているかなーと感じました。

本やネットで学ぶだけでボイトレ(発声法)は身につくのか?】の記事でも書きましたが、自分ひとりで発声法を勉強し、トレーニングをする場合、≪発声の方法論などの知識は頭に入っても、実際にその発声が正しく出来ているのか?自分ひとりで判断するのが難しく、限界がある≫と考えています。

自分では発声の基本通りに声を出しているつもりでも、実際には発声に関わる筋肉の正しい使い方が技術的に出来ていない場合が多いようです。

特に声量を上げたり、高音を伸ばして歌う時など、余計な力みが生じやすい傾向にあると思います。

喉に力が入って、喉を絞めて発生し続けると、声帯結節になったり声帯ポリープになってしまいます。
喉を良い状態に保つため(ケア)にも正しいボイストレーニングは大切なものです。

もしあなたが声を出したり歌っている時に、喉に違和感がある場合は専門の耳鼻咽喉科に診てもらうことが必要でしょう。

ワンズウィル 中山 雅生