以前、【【コンプレッサーの具体的な使い方②】でコンプには
- 主にギターやピアノに使用する「音をパキパキ」にする設定
- バスドラム、スネア等に使用する「音を潰す」設定
の2種類の設定がある事を書きましたが、今日はVocalの設定について書きたいと思います。
※コンプの各設定については【コンプの具体的な使い方① ~5つの設定~】をご覧ください。
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ボーカルにかけるコンプはアタックタイムとリリースタイムの設定が肝
コンプをかけることでボーカルの音質がこもってしまった という経験もあると思いますが、これにはアタックタイムとリリースタイムの設定値が大きく関わってきます。
よくボーカルのコンプレッサーの設定でレシオとスレッショルドの値は気にしますが、ATTACKとRELEASEの設定についてはさほど気にしない、、もしくはあまり分からないから設定値はデフォルトのままって人が多いようです。
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ボーカル録音時のコンプ設定は「アタックは遅く、リリースは早く」が基本
- アタックタイムを遅く
- リリースタイムを速く
にする事です。
- アタックタイムを遅くする → 声の芯を残すことができます
- リリースを早める → 音圧をおさえたい最小限の範囲のみをコンプレッションすることができる
このようにすることで、より自然な音質に仕上がります。
下の写真は先日のボーカルレコーディングの時、実際におこなったUniversal Audio 1176のコンプの設定です。
ATTACKとRELEASEに注目して下さい。
是非「アタックは遅くリリースは早く」 を念頭に置きVocalの音作りに生かしてみて下さい。
コンプレッサーの設定、とても参考になります。アタックは遅くリリースは早くのUniversal Audio 1176のコンプの設定ですが、写真で見るとアタックは早く、リリースは遅い設定になっているように見えるのですが。ボリュームの表面のポイントが表示だと思うのですが。
yoshiさま コメントありがとうございます。けっこう間違え易いのですが、1176は他のコンプと逆でアタックリリースとも右に回しきった状態が一番「速い」設定になります。