今回はmidiインターフェースについて触れたいと思います。

現在売られているシーケンス機器やシンセサイザー等、電子楽器のほとんどのものはmidiという信号を使って演奏(遠隔操作)する事が可能です。

この信号をパソコンで 管理できるととても便利で簡単に楽曲制作が進められます。

これら電子楽器にはmidi専用の端子があり、midiケーブルを繋ぐ事でそれぞれの音源やシンセにmidi信号を送受信することができます。

midiケーブル
midiケーブル

パソコンにはmidi端子がついておりませんので、PCでmidi機器をコントロールするためには、midiインターフェース(変換機)が必要になります。

midiインターフェースも種類は様々で、midi端子onlyの単体もあれば、前回も説明させて頂いたオーディオインターフェースに付いている物や、最近では音源に内蔵してある物もあります。

MOTU (マークオブザユニコーン) MIDI Express 128
MOTU MIDI Express 128
YAMAHA USB-MIDIインターフェース UX-16
YAMAHA USB-MIDIインターフェース UX-16

安い物だと1000円 以下の物もあり、高価な物でも数万円で売られています。

写真にあるMOTU MIDI Express128とYAMAHA USBインターフェース UX16 ですが、見た目の通り値段も違いますが、具体的な違いはUX16は1in1outで、MIDI機器を1台だけしか繋ぐことができません。

一方、MOTU MIDIExpress128は8台の機器を繋ぐことができ、同時に操作する事が可能になります。バグ等の出現率も 値段に比例していると言っても過言ではありません。

またmidiにはGM(General MIDI)という、基本的な音色とコントロールチェンジ等を規定した統一規格があり、別のMIDI機器同士でのデータのやりとりもスムーズに行えます。

例えば、ピアノとストリングス、ドラム、ベース等の音色で曲を作った場合、その信号を別の音源機器で鳴らす時でも自動的にそれぞれの音色やボリューム情報等がそのまま反映されます。

パソコンでmidiが扱えるようになると音源制作もますますはかどります。まだmidi機器をお持ちでない方も是非Tryしてみて下さい!

ワンズウィル 下田 義浩