これまでこのブログで

…etcでPro Tools Expressの起動方法とマイク録音方法などをご紹介してきました。

今日は、Pro Tools Expressに標準で付属する、歌に掛ける主要なプラグインソフト(エフェクト)について説明したく思います。

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歌に掛ける主要のプラグイン(エフェクト)

歌に使用するプラグイン(エフェクト)は主に

  • リバーブ ⇒ お風呂の中で歌うような残響感を加える空間系エフェクト
  • ディレイ ⇒ 山びこのような効果を加える空間系エフェクト
  • コンプレッサー ⇒ 大きすぎる音を圧縮して、音の大小の幅を整えるエフェクト
  • EQ ⇒ 高音や低音などの調整で音の周波数を整えるエフェクト

の4種類があります。

本日はこの4種類を「4種類の主要プラグイン」と称して説明したく思います。

プラグインには2種類の掛け方がある

以前、初心者のためのプラグイン(エフェクト)の基本的な掛け方初心者のためのプラグイン(エフェクト)の設定方法でプラグインのかけ方をご紹介しましたが、

  • リバーブディレイ ⇒ 主にセンドリターン
    ※AUX(オグジュアリ)やBUS(バス)で原音の一部をエフェクトに送り、原音にエフェクト音を混ぜる使用法
  • コンプEQ ⇒ インサート
    ※原音自体に直接掛ける使用法

の2種類のかけ方があります。

エフェクターの性質的なものを理解していないと難しいと思いますが、EQやコンプをセンド・リターンで使用しても原音自体が変わらないので全く意味はありません。

また、リバーブやディレイをインサートで使用したら音がボワンボワンになって収集つかなくなってしまいます。

Pro Tools Expressでおすすめな4種類の主要プラグイン

Pro Tools Expressにも上記の4種類のプラグインが付属されていますので、ご紹介したく思います。

D-Verb

リバーブ:【D-Verb】
D-Verbは必要十分なパラメータを備えた、クオリティの高い標準的なリバーブのプラグインです。

D-Verb
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AIR Dynamic Delay

ディレイ:【AIR Dynamic Delay】
ディレイタイムをセッションのテンポに同期させたり、入力信号のレベルに応じてフィードバックやエフェクトレベルを変調したりできる、標準的なダイナミックディレイのプラグインです。

AIR Dynamic Delay
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Compressor/Limiter Dyn 3

コンプレッサー:【Compressor/Limiter Dyn 3】
コンプレッサーは数種類ありますが、Compressor/Limiter Dyn 3が使いやすくてお勧めです。
規準レベル(スレッショルド)を超えた信号を一定の比率で圧縮する標準的なコンプレッサー/リミッターの機能を持つプラグインです。

Compressor/Limiter Dyn 3
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※コンプレッサーに関して詳しくは以下をご覧ください。

EQ 3シリーズ

EQ:【EQ 3シリーズ】
1-Band、4-Band、7-Bandと3種類あるEQ 3シリーズです。不要なローをカットしたり、ボーカルの歯擦音(サ行の音)を抑えたりと様々な使用に対応できる標準的なEQのプラグインです。

EQ 3 7-Band
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EQの周波数に関して詳しくは以下をご覧ください。

このようにPro Tools Expressにもそれぞれ標準的なプラグインが付属されています。まずはこれらを実際にいじっていて使い方を理解し、徐々に他の種類のものも覚えて行くことをおすすめします。

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追記:2017年現在、無償版は Pro Tools|First

Avidのインターフェースに無償で付属していた【Pro Tools Express】は、【Mbox】の生産終了とともに入手できなくなりました。現在は、ダウンロードすれば誰でも無料で入手できる【Pro Tools | first】が後を継いでいます。

機能は制限されているとはいえ、プロが採用する多くのツールを完全無料で使用することができます。

また2017年3月現在、低価格で購入できる Pro Tools 純正のインターフェイス(Avid社製)はなくなりました。※【Pro Tools | Duet】【Pro Tools | Quartet】も販売終了がアナウンスされました。

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