ピアノを少し習った事のある人は、それだけで学校行事での合唱や何かの集まりでピアノ伴奏をお願いされたりする事もあったのではないでしょうか?(笑)

私も昔は、ピアノを習っているという事だけでよくそういうめにあっておりました 🙁

だいたいそういう時は、ほとんど練習時間もなく焦って間違った荒治療的な練習方法に走ってしまいがちです。

piano

ピアノ伴奏はクラシックなどのピアノ曲と違って、歌やリード楽器がメインになります。

クラシックは譜面に正確に弾かないといけないという概念から、苦手な部分を2小節や4小節づつなどに区切って右手、左手に分けて何度も反復練習し、指と頭に覚えさせていく練習方法も主流です。

ですがピアノ伴奏は音符を正確に弾く事よりも、間違っても絶対に止まらずにリズムやグルーブを保ちながら演奏する事が必要なのです。
伴奏が止まってしまっては、メインの歌やリード楽器もつまずいてしまいますよね?

つまり1曲を通して間違っても演奏を止めない為の練習が必要になります。

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決めた場所までは何が何でも弾き通す練習をする

以前のブログ【ピアノ初心者が最短で上達するためのヒント】で、

  • ピアノの上達には、曲を弾く練習ではなく、楽譜を読む練習をする事が大切
  • 譜面を読めるようになるには、全く知らない曲を初見で止まらずに弾き通す事が近道

という説明をしました。

ピアノ伴奏の練習もこれに近く、練習時は演奏がガタガタでも間違っても、とにかく演奏が止まったりリズムを狂わさずに決めた場所まで弾き通す練習を繰り返すことが大切になります。

人前でピアノを弾くと、何らかの緊張で、一人で練習していた時には普通に弾けていた部分でも演奏がよれてしまったり、間違ってしまったりと言う事はよくあります。

上記の練習方法を繰り返す事で、万が一本番中に演奏を間違えてしまったとしても、伴奏が大崩れしないでグルーブを保てるのです。

また、 間違いを恐れながらの自信がない演奏は聴き手にもすぐに伝わってしまいますが、この練習により演奏が間違ってしまっても絶対に大丈夫だという心強いメンタル(自信)も備わりますので演奏がより安定し、安定感のある感情豊かな演奏を披露できるようになるのです。

実は僕も昨夜は今年を締めくくるライブ演奏の仕事があり、この練習方法のおかげで緊張もせず、ピアノとオルガンを自信満々にガンガン弾いてきましたよ 😆

ピアノとオルガン

時間がない時はなおさら、弾きづらい部分のみを流れもなく練習してしまう人も多いと思いますが、是非間違っても演奏を止めない為の練習を取り入れて見て下さい!

それでは皆さん良いお年をお迎えくださいね!!

ワンズウィルミュージックスクール 下田 義浩